☆お知らせ☆
◆しゃふくプール　2024年4月2日(火)、9日(火)、16(火)、22日(月)、5月2日(木)、7日(火)、5月13日(月)、20日(月)の午後にお借りしています。
◆5月16日(木)、7月18日(木)落合先生の健康体操があります☆
◆5月12日(日)全体研修会のためひなたお休みとさせて下さい。

最近涙したこと。

すっかり寒くなり、冬の訪れもすぐそばですね

ネットサーフィンをしていて、最近涙が止まらなくなった詩がありました。

昨年産経新聞『夕焼けエッセー』に掲載された記事とのことです。
当時小学校６年生の女の子が文字盤で書いた詩です。
彼女は、幼少期に事故で肢体不自由になってしまい、おしゃべりも出来なくなってしまったけれど、
学校の先生と一緒に文字盤で一文字づつ書き上げた作品とのことです。
もし、おしゃべりが出来るようになったら、クラスメイトやご家族に『ツッコミをしたい』のだそうです
大阪の女の子らしいですよね

http://www.sankei.com/west/news/131031/wst1310310051-n1.html

http://mitsue-jh.jp/HP2013/pdf/tuusin/n_13.pdf#search='%E7%A5%9E%E6%A7%98%E3%81%8C%E4%B8%80%E6%97%A5%E3%81%A0%E3%81%91%E9%AD%94%E6%B3%95%E3%82%92%E3%81%8B%E3%81%91%E3%81%A6%E3%81%8F%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%81%AA%E3%82%89'

以下、少し長くなりますがそのまま複写させていただきます。

「わたしの願い」　　森　琴音

わたしはしゃべれない歩けない 口がうまくうごかない 手も足も自分の思ったとおりうごいてくれない 一番つらいのはしゃべれないこと

言いたいことは自分の中にたくさんある でもうまく伝えることができない 先生やお母さんに文字盤を指でさしながら ちょっとずつ文ができあがっていく感じ 自分の言いたかったことがやっと言葉になっていく

神様が１日だけ魔法をかけて しゃべれるようにしてくれたら… 家族といっぱいおしゃべりしたい 学校から帰る車をおりてお母さんに 「ただいま！」って言う 「わたし、しゃべれるよ！」って言う お母さんびっくりして腰をぬかすだろうな お父さんとお兄ちゃんに電話して 「琴音だよ！早く、帰ってきて♪」って言う ２人ともとんで帰ってくるかな

家族みんながそろったらみんなでゲームをしながらおしゃべりしたい お母さんだけはゲームがへたやから負けるやろうな 「まあ、まあ、元気出して」ってわたしが言う 魔法がとける前に 家族みんなに 「おやすみ」って言う それでじゅうぶん


ひなたの利用者さんでもお話が上手な子（し過ぎてしまう子も）
出来ない子、恥ずかしがりやの子
色んな子がいますが、想いを伝えたいというのは、誰しもが絶対にいつも願っている
ことなのだと思います。
やっぱりその想いを焦らずに受け止めていく努力を弛まずし続けなければ、と改めて
考えさせられる詩でした。
そして、今の状況に感謝を忘れない、ということも。

また、一口に『障がい』といっても様々な人たちがいると思います。
一人で動けるくらい何でも出来るけれど、その分トラブルに巻き込まれる可能性が出てしまう方
生活において、あらゆる面で介助の必要な方

歩けない方
多動の方

発語がない方
おしゃべりが一種のパニック症状のように止まらない方

不安が強く自分の殻に閉じこもってしまいがちな方
不安のエネルギーを外に発散してしまい、それがトラブルの元になりがちな方

どちらが良い悪いでもどちらがラク、大変ということでもなく、
それぞれに課題・困難さがあったり本人・ご家族含め一生懸命立ち向かっているのだと思います。
そして、それぞれで他ではきっと味わうことの出来ない喜びもあったり・・・

最後は、また恒例の『あ～ヘルパーは色んな子に会えるから良かった』
という締めくくりになるのですけど

やまぐち