☆お知らせ☆
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◆5月16日(木)、7月18日(木)落合先生の健康体操があります☆
◆5月12日(日)全体研修会のためひなたお休みとさせて下さい。

アサーティブネス(自他尊重)の気持ち・・・ [山口]

先日、全盲の少女の白杖にぶつかった人が、少女に暴行を加える、という悲しい事件が
ありましたが、この加害者は知的障がいの男性だったのですね・・・
http://news.ameba.jp/20140912-627/

私は、全然知らなくて、先日講義を受けたときに、お話されていた方がおっしゃっていて
初めて知りました・・・[もうやだ~(悲しい顔)]

どちらも訳がわからず、辛かったことと思います・・・

ふと自分たちの支援を考えると・・・
視覚障がいの方には、もちろん『同行援護』というサービスがありますし、
ヘルパーが入れるときは、比較的安心して人ごみや段差などを避けながら動けているのでは、
と思います。

発達障がいの方に対しては、楽しんでもらうことももちろんですが、乗車マナーや
交通機関の移動の方法、金額などを、特に自立して一人で移動できそうな方には
一人で動くことを想定して、細かく伝えていました。
でも、ふと考えてみると・・・
発達障がいの方に、『点字ブロックとは何なのか、何のためにあるものなのか』
『視覚障害の方がこれを頼りに歩いている』等、そういったことは何も伝えてこなかったような気が
します(私だけかもしれませんが)

tenji.jpg
あくまでもこれは想像ですが、今回事件の加害者となった知的障がい者の男性は、
いつものように歩いていたら、突然杖で叩かれたように感じて、怖くなったり怒ったりして
反撃をしたのでは、と思いました。
もちろん、全盲の少女の恐怖は筆舌しがたいものがあると思いますし、暴力を振るうことを
いかなる理由があっても、絶対に肯定してはいけないと思いますが。

ただ、発達障がいの方が、知識がないがために、誰にも教えられてこなかったがために、
今回の事件が起きたのだとしたら、やはり私たち支援者が出来たこともあったのでは、と思います。

福祉や支援は、ともすればサービスを提供する支援者は、『相手のために支援する側』
『相手の方が安心できるように介助する側』となり、
そして、サービスを受ける方は、『あくまでも配慮してもらう側』『気持ちよく過ごせるよう支援してもらう側』と
完全に別れてしまいがちですが、
利用者の方たちは、ただ100%守られる立場なのではなく、『自分自身もそして、相手も尊重する』
という気持ちを持ってもらえるよう、利用者の方たちには接していかないといけないな、
と戒められる事件でもありました。

私は、この『アサーティブネス(自他尊重)』という言葉や考えかたがとても好きです。
この仕事はずっと変わらず好きなのですが、何年か前に
利用者の方自身ではないのですが、その周りの方に支援してもしても責められることがあり、
正直つらくなったことがありました。
その時に、救われたのがこの言葉でした。
『そうか・・・自分自身の気持ちも大切にしたっていいんだ』とふと気持ちが軽くなることが出来ました。

福祉の仕事をするスタッフは(特に若いうちなのかな[あせあせ(飛び散る汗)])、相手の方に何かしてあげたいと思う気持ちの
あまり、自らを限界まで追い詰めてしまい、燃え尽き症候群になってしまう人も少なくないので、
私はこの仕事は、『相手のために行なうのはもちろんのことだけれど、
自分自身も大切にする』ということを忘れないことが、長く気持ちよくこの仕事を続けられる秘訣なのでは
ないかな、と思っています。

山口
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